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ニスのレシピはあった [楽器]

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手元に読むものがないとつい書店で買ってしまうのですが、今回手にしたのはこちら。

ストラディヴァリウスに関する本は何冊も読んでいますが、こちらは修復家の方が書かれたものです。




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読んでいる途中ですが、初めて読むエピソードがありました。

ストラディヴァリウスの音色の秘密は何かというテーマはいつになっても話題になることですが、ニスが特別なものではないということはほとんど疑う余地がないようです。




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こちらでもその点について説明されていますが、興味を惹かれるのはアントニオ・ストラディヴァリがニスのレシピを聖書に書き残し、それを孫のジャコモが発見したものの誰にも話さず、そのレシピを書き写して聖書は処分してしまったとヒル商会に語ったというのです。


これは『ギャラリーフェイク』14巻、第6話で "ジャコモの聖書"として 取り上げられています(ストーリーはオリジナル)が、作者はそれを調べたうえで使っているのでしょう。

すると専門家の方の間では結構知られている話なのかもしれません。



どこかから偽物が出てきそうですね。

 

 

ところでストラディヴァリとストラディヴァリウスはどう違うのかと疑問に思われる方も少なくないと思いますが、ここでも説明されていますがストラディヴァリが製作家でストラディヴァリウスはそのラテン語表記です。

 

楽器のラヴェルにはストラディヴァリウスと表記されています。

 

製作家について言及するときはストラディヴァリ、ストラディヴァリが作った楽器に言及するときはストラディヴァリウスと区別されています。

 

しかし、読んでいると既に二箇所、間違えている箇所を見つけました。

 



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(P.82)




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(P.88)

 

ううむ、著者が間違えるとは思えないのですが、どうなっているのでしょう。

 

 



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出版社には連絡しておきました。
 
 


 

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middrinn

「放蕩息子の帰還」前編・後編のことですね(^_^;) 探しちゃいました(^_^;)


by middrinn (2018-10-04 22:07) 

センニン

middrinn さん、こんばんは。
私は「傑作撰」で読みました。
「放蕩息子の帰還」と言われると私はレンブラントの作品を連想します。
以前取り上げたこちらも一時は「放蕩息子」と呼ばれていました。
https://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2018-03-17-1
by センニン (2018-10-04 22:18) 

響

読みながら校正までしちゃうとは凄い。
確かに音を反射させる表面のニスは重要ですね。
by (2018-10-05 10:47) 

センニン

響 さん、こんばんは。
校正というわけではないのですが、これなどはよほど "ぼーっと" 読んでいるのでなければ気づくはずです。

ニスは大事ですが、今の定説では音色には関係ないとされています。
保護のためですね。
by センニン (2018-10-05 20:41)