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"Merveille" と "Idéal" [楽器]

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試奏のお目当ては "Merveille" でした。
先日の Flute World 2011 で展示されていた個体を取り寄せていただきました。
"Bijou" もそうだったそうですが、個体差がかなりあるようです。
まあ、ハンドメイドというのはもともとそういうものでしょう。

実際、以前試奏したシルバーの "Merveille" では特別なものを感じなかったのですが、今回のゴールドの音色はなかなか良い印象だったのです。

展示されていたのもそうでしたが、今回も足部管二本がハードケースに入っていました。
試奏用のセットのようです。
Eメカ付きですが、クラッチ式で切り替えができるようになっています。

切り替えてみましたが、私のレベルではやはりEメカは必要だと思いました。
Eメカが必要ないように工夫されたモデルは別ですが。

音色はやや締まった部分もありますがふくよかで芯があって陰影に富んでいて表現の可能性を多く秘めていると感じました。
色彩感と言っても良いですし、色気と表現しても良いと思います。
"Bijou" より扱いやすくという狙いは達成されていますね。
"Bijou" を使いこなす自信がない人でもこれなら大丈夫です。
シルバーの "Bijou" を使っていて困ったのは、第三オクターブの F - F# がスムーズでない事でした。
"Idéal" でも踏襲していますが、Eメカ付きのインラインリングキィのモデルには左手ピンレスシステムを装備しています。やはりそこは問題だったようです。

とても魅力的な楽器です。


さて "Idéal" のリッププレートと "Merveille" のリッププレートをもう一度良く見てみましょう。


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昨日と同じ素材ですが、比較しやすいように加工してみました。
右が "Idéal" ですが、ここで気づくのは手前部分の湾曲もそうですが、歌口付近が盛り上がったような形状である事です。
いままでの YAMAHA にはない形状で、向う側のエッジに息が集中するような設計なのだろうと思えます。ウイングやアドラーなどとは異なるアプローチですね。

次の写真をご覧ください。

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上が "Merveille"、下が "Idéal" です。
確かに "Idéal" の歌口付近は盛り上がっているように見えますね。

更に確認するためにカードを当てて撮ってみました。


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"Merveille" です。
歌口付近は僅かに凹んでいるようですが、その手前はほぼ直線ですね。


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"Idéal" です。確かに歌口は突き出るようになっています。


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写り込みもあるのでわかりづらいかもしれませんが、確かに窪んでいます。


吹きやすく音量が多い事に驚いたのは昨日書いた通りですが、音色についてはハンドメイドらしい深みのある音だと思いますが、"Bijou" や "Merveille" ほど特色のある音とは言えないと感じました。

個体差もあるでしょうからこうだと決めつけるわけにはいきませんが、試奏した個体ではそうでした。
来月の YAMAHA 銀座店にはぜひ行ってみてゴールドも試奏してみたいと思います。
ついでにそこにある "Merveille" も試してみたいですね。

ギズモキィに付いては明日アップする事にします。

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