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通奏低音 [楽譜]

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オリジナルの演奏を改めて聴いてみたのですが、通奏低音の扱いが様々であることを改めて認識しました。



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スコアには Continuo(通奏低音)とあって、楽器の指定はありません。

数字は付いていないのでチェンバロを加えない演奏もあります。



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コープマンの新盤はチェンバロなし。

組曲第二番のソロはトラヴェルソでハーツェルツェト。

 

 

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リヒターはチェンバロを入れていますが、和声をつけていません。

第二番はモダンフルートのニコレ。

 

真面目そのものの演奏ですね。

 


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一番趣味に合うのがクイケンですが、リズムの取り方がずいぶんかっちりとしているなあという印象です。

通奏低音はチェンバロを入れて和声をつけています。

 

トラヴェルソはもちろんバルトルド・クイケン。

クイケンは有田さんの先生です。

 

舌を巻いてしまう演奏です。



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チェンバロを入れるかどうかは演奏者の判断ですが、フルート二本とピアノに編曲した私の楽譜ではチェンバロ風に演奏するように作ってあります。

チェンバロやピアノ、ギターや打楽器は一旦音を出したら音を大きくすることができません。

必要な場合は連打やトレモロで対応するわけですが、管楽器や弦楽器のように音量をだんだん大きくすることはできません。

 

Air のようなゆっくりした曲をピアノだけで伴奏する場合は弦楽器(この曲の場合はヴィオラ。フルート一本にする場合はヴァイオリンII も)のパートはそのまま移すと弦楽器のように音を持続させることができません。

そこでアルペジオにしてみました。

 

できればピアノでなくチェンバロでやってみてほしいです。

ギターでも良いかなと思うのですが、ギターの譜面は書けないのでひとまずピアノ用で。

 

 

明日は母の通院の日なので朝の更新はお休みします。

午後は久しぶりの演奏会にお出かけです。







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"Air" と "Air on G String" [楽譜]

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「G線上のアリア」はヴァイオリンの G線だけで弾けるように編曲したもの、というのが一般的な理解ですが、なぜ ト長調(#二つ)だったものをハ長調にしかも一オクターブ下げたのかという理由ははっきりしません。

 

編曲したのは名ヴァイオリニストであった Augst Wilhelmj(1845 - 1908)ですが、「ニューグローヴ世界音楽大事典」に当たってみますと意外な記述がありました。

 

 ヴィルヘルミは,当時のすぐれたヴァイオリニストだった。

 (中略)

 しかし一方では,思慮のないやり方で,バッハの管弦楽組曲ニ長調のアリアを編曲した責任を問われるのも確かである。

 

「G線上のアリア」が今のように有名になって親しまれている状況を考えるとなぜだろうと考えてしまいます。

 

 

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ちょっとおさらいしてみますと原曲では ヴァイオリンI が五線の一番上のF# で旋律を弾き始めますが、編曲された「G線上のアリア」では五線の一番下の E で始めます。

上の楽譜はフルート用に編曲(原調で)したものです。

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編曲された楽譜には G 線で、1の指でと指示があります。

指示がないと隣の D線で始めてしまうかもしれません。

それでもいいわけですが、ヴィルヘルミは G線で、と指示したわけです。

 

原曲の一番低い音は五線の真ん中の A なので二番目の弦(A線)で全て弾くことができます。

それ以外のパートをピアノに担当させればヴァイオリン一本で演奏することができます。

 

落ち着いた響きを求めて1オクターブ下げたとしても、G線だけで演奏することは可能です。

 

 

なぜ更に長二度(一音)下げたのかという点が謎として残ります。

G線だけで演奏するのならオクターブ下げただけでも良いはずです。

敢えて調を変えたのは何故なのでしょう?

 


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興味深い記述を見つけたのは中村洋子さんの本です。

(株)ディスクユニオン出版物ですが、先日立ち寄ったアカデミア・ミュージックで購入しました。


P.112 からの部分ですが、P.115 に

 バッハを楽器に合わせて調を変え、恣意的に派手に、音をゴージャスにたくさん加えるということは、バッハの有機的構造を理解せず、バッハの世界を壊しているのです。しかし、バッハには「無伴奏チェロ組曲第5番 c-Moll ハ短調」を、「リュート組曲 g-moll ト短調」に《編曲》した作品があります。これは、上記で指摘する気ままな編曲ではなく、バッハが「g-Moll」により再創造した曲ととらえなければなりません。この曲につきましては、別の機会に詳しく分析する予定です。

 バッハに限らず、作曲家は自分の作品の調を変えて、新たに別の楽器で演奏できるよう《編曲》している例はたくさんあります。それらのどの作品も新たな創作と言えます。見かけ上の効果を狙い、本来のフォルムを破壊する編曲とは、全く別次元の話です。「悪い編曲」と「作曲家本人による編曲」とは、峻別すべきです。

とあります。


「ニューグローヴ世界音楽大事典」の記述はそういうことを言っているのかもしれません。

 

「G線上のアリア」ですが、編曲したことの善し悪しは別としまして、ヴィルヘルミの原曲した譜面をヴァイオリンで演奏する場合はこう呼べますが、それ以外の楽器で演奏する場合は「G線」を使うわけではないので本来はそうは呼べないと思います。

まして調が異なる原曲の演奏を「G線上のアリア」と呼ぶのは再考する必要があるのではないかと思います。

 

ここに掲載した楽譜はヴァイオリン I と II をフルート二本で演奏するようにしています。

もちろん原調です。

 

以前演奏したことがある物ですが、現在手直し中です。

再度取り上げることがあるかもしれません。







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Siciliana(Respighi):フルート&ピアノ版 [楽譜]

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宗次郎版のオカリナによるシチリアーナが好きなのですが、今回それをもとにしてオリジナルの弦楽合奏版からフルート+ピアノ伴奏版を作りました。

宗次郎の譜面は市販されていませんし、売っていた二種類の譜面ではどちらも物足りないのです。

 

調は原調で、フルートはほぼ宗次郎のオカリナをなぞっています。

テンポは ♩≒60くらいですが、ピアノはちょっと大変な箇所があります。

 

フルートは H足部管付が必要です。

 

 

目でよくチェックしたのですが、Finale でプレイバックしてみると入力の誤りが発見できますね。

どうも響きが変だと思うとそこが違っています。

 

 

宗次郎ばかり聴いていたのでオリジナルの録音も久しぶりに聴いてみましたが、マリナーよりはイ・ムジチの旧盤が好みに合います。

 

マリナーは三つの組曲全部を録音していますので、全部聴きたい方には良いかもしれません。

 

Finale の Humanplayback による再生をアップしますので、お時間のある方は聴いてみてください。

演奏用の譜面では自然な強弱が得られないので、録音用に細かく設定しています。

それでもちょっと不自然な箇所は残っています。

ピアノは STEINWAY をサンプリングしていますので良い音なのですが、フルートはあまり良くありません。

 

原曲ではコントラバスが4小節、6小節、7小節と長く伸ばす箇所があるのですが、このテンポではピアノではそれは不可能です。

打鍵し直す他ありませんが、そこは演奏者の工夫に任せることになります。

 

この音源ではタイの途中で一箇所打鍵し直しています。


↑(アップするファイルを誤ったので、差し替えました)
※2016.12.15追記。
iPad, iPhone ではアップした mp3のファイルが表示されないかもしれません。
デスクトップ、ノート型では表示されると思いますので、もし見えなようでしたらお試しになってみてください。

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宗次郎版では伴奏は弦楽ですが途中からオカリナが登場します。

市販の楽譜はオリジナルを短縮してしまったものとハープ伴奏で移調されているものが手元にありますが、ほぼオリジナルに近いピアノ伴奏版は販売されていないのではないかと思いますので、販売すれば需要はあるかもしれませんね。






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ピアノ伴奏譜を作る [楽譜]

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レスピーギの「シチリアーナ」ですが、取り寄せてみた二種類の楽譜はどちらも今ひとつという印象です。

 

片方はフルートとハープですが、移調されていてイメージが違ううえ、チェロとコントラバスがピチカートで奏する特徴的な音型がありません。

 

もう一種類は原調なのですが、低音の特徴的な音型は残されているものの伴奏のアレンジが面白味に欠け、長さも短縮されています。

 

 

やむを得ないのでオリジナルの弦楽合奏からピアノ譜を作ることにしました。

 

 

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まず弦楽合奏をそっくり入力して、その後「ハバネラ」と同じように Finale の “ピアノリダクション” という機能を使って大譜表にまとめます。

 

その後オクターブを超えないように音を整理して、弦特有の記号などを削除して、和音の構成を見て響きの厚みを考慮しながら音を選択します。

 

そうしてほぼ出来上がったら最終的にはプレイバックしてみて調整します。

ただいま作業途中です。

 

今週中には仕上げたいと思います。







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曲が違う! [楽譜]

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“La Paloma” の楽譜が必要になったのでいくつか見たのですが、vio.1と 2 を持っているこのシリーズの vol.3 を買ってみました。

ALSO出版「フルート名曲 300選 vol.3」

この手の曲集では DOREMI の「フルート名曲 31選」が古く、私も随分昔に買いましたしよく使われているようですが、ALSO出版の曲集は印刷がきれいで好きなのです。
まあ、以前も取り上げましたようにちょっと誤りもあるのですが。


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早速該当のページを開いて読み始めたのですが、頭の中に “?” が積み重なります。

吹いてみても同じです。

知っているあのメロディーがどこにも出てこないのです。

難しく編曲するということはあるかもしれませんが、これでは原曲が全然分かりません。

 

しかし、タイトルと作曲者名は間違いありません。

 


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Yradhier はハバネラの作曲家です。

ハバネラは「カルメン」のあの「ハバネラ」でもありますが、キューバの民族音楽の様式でもあります。

この作曲家の "EL ARREGRITO" をビゼーは『カルメン』の「ハバネラ」に(キューバの民族音楽と思ったとの説がありますが)転用します。

 

"ハバネラ" のリズムはビゼーの「ハバネラ」にある通りのリズムで、 2/4 或いは 4/4 拍子であって、3拍子ではありません。

 

 

どう考えても変なので、昼休みに出版社に問い合わせてみました。

夕方電話がありましたが、結論から言いますと譜面は違う曲のものでした。

何の曲かは今の時点ではわかりません。

 

初版発行は 2005.3.30、この本は 2010年.3.30 の第二版 3刷です。
楽譜浄書・DTP (有)MBS と記載されています。

当時の編集者がいないので誤りが生じた経緯は分からないそうですが、推測するに DTP 作業の中で流し込むデータの指定を間違ったか誤ったデータが用意されていたのでしょうね。

メロディーを知っている人は何か変だと思うはずですが、知らない人はこれが誤っているとは思わないでしょうね。


出版社では今回誤りを認識したので次の版では直されるでしょうが、楽譜の用意がもしできなければ削除されてしまうかもしれません。

 

ともあれこれだけの “大チョンボ” は珍しいですね。






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カルメン:アルコア版 [楽譜]

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コーヒーを飲みながら楽譜のチェックをします。


DOUTOR に行きましたら、”ラズベリー香るコーヒー” という新メニューがあったので注文してみました。



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ティーバッグのようなものがコーヒーに浸して出されました。


確かにラズベリーのフレーバーがありますが、味わいはどちらかといえば紅茶のようです。


ちょっと微妙。



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さて以前も取り上げたことがある Habanera を再び取り上げるのですが、今回はピアノ伴奏をお願いします。


楽譜は中野真理さんの曲集に載っているものの、演奏時間が妙に短いです。


それもそのはず、原曲ではフルに繰り返すような構成になっているのに、一回で終わりです。

 


そこで以前作ったオーケストラ伴奏の譜面を加工してピアノ伴奏譜に直すことにしました。


Finale には “ピアノリダクション” という、オーケーストラのフルスコアなどをピアノの大譜表にまとめてくれる機能があります。


使ったことはなかったのですが、やってみることにしました。

 

念のため中野さんの曲集のピアノパートと突き合わせてチェックします。

するとどうしてなのかわかりませんが、間違っている小説がいくつかあります。

元のフルスコアをチェックしてみても間違いはありません。

 

数小節のことですが、バグでしょうか?



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念のためオリジナルの楽譜とも照合します。


使ったのはよく上演されるグランドオペラ版の楽譜ではなくてアルコア版のヴォーカルスコアです。


アルコア版はカラヤンが アグネス・バルツァ と ホセ・カレーラス を起用して行った二度目の録音で使われた版で、レチタティーヴォの箇所が台詞になっています。


カラヤンはこの箇所を歌手に担当させるのではなくフランス人の俳優を起用しています。


 

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まあ、Habanera のピアノ譜をチェックするためならこの版でなくても良いのですが、見てみたかったので取り寄せました。

 


Habanera はビゼーのオリジナルではないということを以前取り上げましたので、よろしかったらご覧になってみてください。

 

http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2012-08-24







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John Williams:Olympic Fanfare and Theme(1984) [楽譜]

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1984年の(第23回) L. A. オリンピックは商業的に成功した初のオリンピックとしても記憶に残っています。
それまでは国や自治体などの自治体などの費用負担が大きく、この会の開催都市として立候補したのがロサンゼルスだけだったそうです。

この大会ファンファーレを含む競技別のテーマ集の LP、CD、カセットが発売されるなど、それまでにない試みがなされ、TV 放映権料、スポンサー協賛金、入場料収入、上記のメディアを含む関連商品の売り上げ等を柱として税金を投入することなく終え、以降のオリンピックの方向性をある意味で決定付けました。

ファンファーレを STAR WARS で名を上げた John Williams に委嘱したのも商業的な成功を狙ったのもと言えます。当日の指揮も作曲者です。


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ハープやピアノまで使うフル編成ですね。


アルトフルートやコーラングレなどの特殊管は使われていませんが、コントラファゴットは使われています。


トランペットは C管 が使われていますね。


パーカッションは野外らしく Field Drum(テナードラム。胴が長く、腰に結んで使うドラム)が使われています。


Piatti はシンバルのことです。



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スコアはハ長調、4分の4拍子、Maestoso(88)で始まります。

 


ホルンとトランペットで


 G E C G D


 D C D E C


という和音で始まります。


今でも演奏される名曲がこの時誕生しました。

公式アルバムに収録されたのは次のような曲です。


 1. Bugler's Dream (From Charge Suite)  / Felix Slatkin 0:57


 2. Nothing's Gonna Stop You Now / Loverboy 4:03(バレーボール・サッカー等)


 3. Reach Out / Giorgio Moroder 3:46(陸上・トラック競技)


 4. Courtship/ Bob James 4:02(バスケットボール)


 5. A Chance For Heaven / Christopher Cross 3:43(水泳)


 6. Moodido / TOTO 4:41(ボクシング)


 7. Olympic Fanfare & Theme /Jhon Williams 4:10


 8. Grace / Quincy Jones 4:33(体操)


 9. Power / Bill Conti 3:46(パワースポーツ・柔道・重量挙げ)


 10. Street Thunder / Foreigner 4:02(マラソン


 11. Junku / Herbie Hancock 4:00(陸上・フィールド)


12. The Olympian - Lighting Of The Torch / Philip Glass 3:16(聖火式典)


錚々たるメンバーですね。


それまで聴いたことがなかったアーティストが殆どでしたが、これを機会に聴き始めたものもあります。


古いところではフランスの冬季オリンピックの記録映画があって、フランシス・レイの音楽が忘れられません。
「キリーのテーマ」「ペギーのテーマ」などもありました。


白い恋人たち Blu-ray

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: Blu-ray


札幌はトワ・エ・モワの歌うテーマが流れました。

次の東京では音楽事情はどうでしょうか?






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フルートと合唱:ヴァヴィロフの Ave MAria [楽譜]


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以前チャペルでの結婚式で聴いて気になっていたオルガンと合唱版の Ave Maria ですが、オリジナルの編曲のようで楽譜を見つける事はできませんでした。

 

その時アカデミア・ミュージックのリストにはあったもの在庫はなかったものを先日モーツァルトのファクシミリを取り寄せるのと一緒に取り寄せを依頼しました。



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編成は声楽四部とピアノ(同じ出版社で声楽の編成を変えてアレンジも出ているようです)ですが、イントロとオブリガートにフルートが使われています。



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この編曲では作曲者は Giulio Caccini としていますが、作曲者はロシアのヴァヴィロフである事はもう明らかになっています。

http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2012-07-12



ひとまず Finale に入力して聴いてみようかと思います。

 





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自筆譜ファクシミリ:Mozart "REQUIEM" [楽譜]

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以前の記事で触れました注文していた楽譜はこれです。



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ベーレンライターから出版された、究極の自筆譜ファクシミリです。



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楽譜の分野(書誌学)では一般にコピーと言っているものをファクシミリと言います。


綴りは facsimile で、Wikipedia によればラテン語の "fac simile"(似せて作る)《 facere(為す)+simile(同一)》から来ているそうです。


 


普通ファクシミリと言うと事務機器の一つ FAX を指しますが、同じく Wikipedia によれば本来は(英語表記を省略したものとしては)facs あるいは facs. とすべきであって、”FAX” は富士ゼロックスの登録商標が一般に広まったものとのことです。


「エレクトーン」(電子オルガン)や「ピアニカ」(鍵盤ハーモニカ)と同じですね。


「セロテープ」(セロハンテープ)「ホッチキス」(ステープラー)など、こうしたものはたくさんあります。



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モーツァルトのサイン。
解説によれば、ジュスマイヤーが書き入れたものです。
モーツァルトの筆跡と確認されているものとは確かに違います。
792 (1792?)というのは多分補筆完成した年ですね。
1791年 12月にモーツァルトが亡くなり、1793年12月には依頼主が自作としてその亡き妻の追悼のために演奏していますが、1973年の1月に(筆写譜によって)モーツァルト未亡人のために演奏されたという説もあるようです。


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表題。


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この特別なファクシミリは従来のものとどう違うかと言いますと、使われている紙の状態までできるだけ原本に近く再現されていることです。


もちろん、傷んだ状態まで再現しているわけではなく、印刷されたこの紙は破れたり擦れたりはしていません。



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絶筆となった「ラクリモサ(涙の日)」です。


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その部分です。

補筆したジュスマイヤーの手になる部分はインクの色が違っています。




研究者が自筆譜に当たるのはまさにこうしたものまで知りたいからですが、貴重な自筆譜には誰もがアクセスできるわけではありません。


そういうニーズに応えるのがファクシミリですが、普通はこのように紙の状態まで再現する必要はありません。


これだけ手をかければお値段が高くなるのは当然です。



以前も触れましたが、モーツァルトはこの小節までの全てを完成していたわけではありません。


http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2013-03-06

 

“ファクシミリ” を手にしたのはこの曲だけです。

私にとって特別な曲だから、とだけ言っておきましょう。

 

 

 

明日は早く出るので朝の更新はお休みします。

 

※2016.5.5

 一部追記等を行いました。

 





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フルスコア:『ウェストサイド物語』 [楽譜]

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午後休暇をいただいていたので今日から公開の千葉市動物公園のライオンでも見ようかと思ったのですが、あいにくのお天気でずっと止みません。

 

取り寄せを頼んでおいた楽譜を引き取りに行くことにしました。

アカデミアミュージックは日曜日はお休みなので、土曜日に行こうかと思っていたのを繰り上げました。



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頼んでおいた楽譜は1枚目の写真のものではないのですが、何か目新しい楽譜はないかと見回していたらこのコーナーが目に入りました。



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「ロメオとジュリエット」といえば最近聴いたのは森さんのグノーです。

 

この展示は工夫がされていて、グノーのみならずチャイコフスキーやベッリーニなど同じタイトルの曲の楽譜が集められています。


一冊づつ見ていますと、なんとバーンスタインがあります。

"WEST SIDE STORY" のフルスコアです。

少し詳しい方には説明は無用だと思いますが、バーンスタインのミュージカルは「ロメオとジュリエット」を下敷きにしています。

 

 

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当初の構想から完成までだいぶ時間が空いて設定も変化しています。

 

 

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作曲はバーンスタインということで良いわけですが、バーンスタインが実際に手がけたのはほとんどメロディーだけで、オーケストレーションは別です。しかしバーンスタインを作曲者とすることで合意しているようです。



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フェリシアに。愛を込めて、と献辞があります。

この楽譜ではオリジナルキャストでの上演とバーンスタインによる DG への録音(キリ・テ・カナワとホセ・カレーラス)に触れています。

この曲の録音は以前ご紹介しましたが、オリジナルキャストが素晴らしいです。

帰宅途中、"Maria" を読んでいました。
 こんな美しい響きだったのか、"マリア"。
 僕にとってその響きは全く違うものになってしまった。
恋する者の心はいつでも変わることがありません。


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取り寄せた楽譜については改めて取り上げます。





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