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音楽家の死因 [本]

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以前歴史上の人物の死因を推測した本を取り上げたことがありますが、先日手にしたのは音楽家の死因を取り上げた本です。

 

モーツァルトもちろん取り上げられていて “モーツァルト耳” にも触れられていますが、なかなか見ることができないその図解が掲載されています。(無断では転載できないのでここではぼかしを入れています)

 

興味深いのは、モーツァルトが雇い主を見つけられなかった理由について、映画では「若い女性に近づけるのは . . .」と言われていたのですが実際は小柄であったこととその容貌がパッとしなかったからと述べられている点です。

有名なランゲによる肖像画はかなり美化されているようです。

 

2006年の「熱狂の日」に新発見の肖像画が展示されていましたが、それまでのイメージとかなり違ったなという印象がありました。

 



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今パガニーニのところを読んでいますが、ベートーヴェンは有名な難聴だけでなく主として飲みすぎによる様々な症状がかなりベートーヴェンを苦しめたようです。

ベートーヴェンの母親の実家がワイナリーであることは以前取り上げました。

 

 

パガニーニは確かに悪魔と言われるほどの天才演奏家で、残した曲の中には当時はパガニーニでなくては演奏不可能だったようなものもあります。

しかしベートーヴェンと同じように健康問題には長く苦しめられたようで、それらの中には誤った治療によるものが相当あったとのことで、そうでなければどれだけ演奏と作曲で活躍できたろうかと思うと残念な思いです。

 

本文中で述べられるその疾患の様子は悲惨なもので、もし同じような苦しみとセットなら演奏の才能を与えると言われてもお断りというほかありません。

 




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図版も豊富で、写真が残っている演奏家では確かにリストはご婦人方が失神したかもしれないと思えるほど整っています。

 

 

シューベルトやシューマンも相当悲惨であったろうと今から想像しています。

 



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以前取り上げた本より読み応えがあります。

ここで取り上げられている音楽家に興味がある方にはお勧めできます。




音楽と病〈改装版〉: 病歴にみる大作曲家の姿 (HUPセレクション)

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