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十二代柿右衛門:C&S [アート]

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昨日使った器を取り上げます。

柿右衛門さんは当代は十五代です。




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柿右衛門さんらしい絵柄です。




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デミカップで、上端が少し外に開いている少し変わった形です。




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カップの底です。

 

1919年、渦福(角福)のマーク(の使用権)を出資して小畑秀吉さんの「柿右衛門焼合資会社」の経営に参加することになりますが、1928年に脱退します。

マークの使用権は会社のものですので以降十二代さんは ‘柿右衛門作’ の銘を使用します。

「柿右衛門焼合資会社」が製造した製品は業界では ‘小畑柿右衛門’ と呼ばれることがあります。

合資会社が存続期間(当時は有限で、登記された)を終了した後でマークの使用権は返還されますが、このマークはそれ以後も使われません。

 

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ソーサーの底です。

 


なのでこの作品はそれ以降亡くなるまでの間のものということになります。




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柿はこんな色ではないと思われるかもしれませんが、見慣れてくるとこの色でなくてなならないと思えてきます。

草花や鳥や図案化され岩(太湖石)が描かれたいわゆる柿右衛門様式のものも良いですが、やはり一つは柿柄のものが欲しいですね。

 

 

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こちらは以前取り上げました十二代さんの柿形香合です。

 

この赤が柿右衛門の赤です。

 

 
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角福の銘ですので出資以前の作品です。

 

 

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こちらは ‘柿右衛門作’ です。

こうした違いを見るのも楽しみの一つです。

 

 



 

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middrinn

眼福ですm(__)m そして、勉強になりましたm(__)m
by middrinn (2018-03-12 20:30) 

センニン

middrinn さん、こんばんは。
十一代さんと十二代さんが「濁手(にごしで)」の復活に成功します。
なお、「濁手」の底には銘はありません。

十四代さんが聞き語りで「柿右衛門」のことを述べたのが新書になっていますのでご興味がおありでしたら是非。
十五代さんが豪華寝台列車「ななつ星」の洗面台などを手がけ、十四代さんに指導を受けていましたが完成目前で十四代さんは亡くなりました。その制作過程などは NHK で取り上げられていました。

by センニン (2018-03-12 20:51)